ジカ熱患者、緊急宣言後日本で初確認。「ジカ熱」の症状とは? [ジカ熱]
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ジカ熱患者、緊急宣言後日本で初確認。「ジカ熱」の症状とは?
厚生労働省と川崎市は2月25日、
ブラジルに滞在していた
神奈川県川崎市の10代男子高校生が
【ジカ熱】に感染したと発表しました。
ジカ熱は2月15日に施行された
感染症法施行令の改正政令で
【4類感染症】に指定されており、
医師が保健所に届け出ることが義務付けられています。
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WHO(世界保健機関)は
中南米などでのジカ熱流行を受け、
「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を
宣言しています。
今回中南米で感染が拡大して以降
日本でジカ熱感染が確認されたのは
これが初めてとなります。
厚生労働省によると、
感染した男子高校生は今月2月9日~20日に
家族とブラジルを旅行していたそうです。
20日から発熱や発疹などの症状を訴え、
帰国後の24日に
神奈川県内の医療機関を受診されました。
医療機関はジカ熱の疑いがあると自治体に届け出て、
25日に国立感染症研究所が検査し、
ジカウイルスが検出されました。
ジカ熱を感染した男性の症状は軽く
快方に向かっているとの事で、
現在は自宅で療養しており
同行した家族にも症状はないそうです。
WHOが緊急事態を宣言し
「4類感染症」にも指定されたジカ熱ですが、
これほど騒がれているジカ熱とは
一体どんな病気なんでしょうか?
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ジカ熱【ジカウイルス感染症】について
【ジカ熱】は
正式には【ジカウイルス感染症】と呼び、
「ジカウイルス」を持った蚊に刺されることで
発症してしまう感染症です。
ジカ熱の主な症状としては
軽い発熱、頭痛のほかに、
発疹や結膜炎などがあります。
流行しているブラジルでは、
頭の小さな赤ちゃんが生まれる
【小頭症】が相次いでおり、
妊婦の感染との関連が指摘されています。
ただ、2014年に国内で流行した
蚊を媒介しての感染症【デング熱】と比べると、
ジカ熱は一般的に軽症で、
その8割は症状が出ないとされています。
ジカ熱といっても、
必ずしも発熱するというわけではないようです。
昨年2015年5月から
ブラジルで始まった今回の流行では、
中南米を中心に36カ国・地域で
感染者が出ているようです。
日本では、2013年と2014年に
フランス領ポリネシアと
タイから帰国した
男女3人の感染が確認されています。
ただ、ジカウイルスは
基本的に人から人に感染はせず、
今の時期は蚊の活動期ではない為、
日本国内で感染が広がる可能性は
極めて低いとされています。
しかし現在では
感染症のグローバル化が進んでおり、
海外でのジカ熱感染者は
今後増えるとされています。
中には性交渉や輸血によって
感染したケースも報告されていますが、
対策として最も重要なのは
蚊に刺されない事です。
蚊の活動が活発化する夏場に向けて
医療体制や検査体制の整備が
今後強化されていく事でしょうね。
ジカ熱は「小頭症」の子どもの出生との関連が
強く疑われていますので、
妊娠中のパートナーがいる男性などで
流行地域から帰国された場合には
充分注意するようにしていただきたいです。
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2016-02-26 00:23
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