シャラポワ選手 ドーピング問題で出場停止処分？

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シャラポワ選手 ドーピング問題で出場停止処分？

「テニス界の妖精」と称され、

日本でも人気の高い

ロシアの女子プロテニス選手、

マリア・シャラポワ選手。



そんなシャラポワ選手が

今年1月に出場した

全豪オープンテニスでのドーピング検査で、

禁止薬物【メルドニウム】の陽性反応が出たことが

会見で発表されていましたね。

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女子テニス世界ランク7位で

人気の高いマリア・シャラポワ選手の

この会見での重大発表には

世界中の人達が衝撃を受けました。



今回違反薬物として引っかかった

【メルドニウム】は

心臓疾患や血流不全などの薬として

ロシアやラトビアでは

一般的に使用されている薬なんだそうです。



ただ、その一方でメルドニウムには

持久力や競技能力の向上の効果があるとして、

世界アンチ・ドーピング機関【WADA】によって、

今年2016年1月1日から

禁止薬物リストに加えられています。



メルドニウムについてシャラポワ選手は、

心臓疾患や糖尿病の兆候、

マグネシウム欠乏症などの疾患に対して

医師から10年近くに渡って処方されており、

1月に禁止薬物リストに入ったことを

知らなかったと語っています。



このように、日常的に使う

市販薬や海外サプリに、

ドーピング規制の対象になっている物質が

入っていることを知らずして摂取してしまう事を、

近年では【うっかりドーピング】といってます。



今回のシャラポワ選手の件をはじめ、

そうした事例が起きる事は

アスリート界でも少なくはないようですね。

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日本でも売られている薬にも

こうした「うっかりドーピング」に繋がる薬はあるようで、

普通に流通している薬に

禁止物質が入っているケースも

少なからずあるようです。



また、海外製のサプリメントに

ドーピングに該当する成分が

含まれているケースや、

食物の中に入っているなんて事も

実際にあるみたいですね。



こうして「うっかりドーピング」は

身近な要因によって

思わず起こり得る事もある為、

巻き込まれた選手は

ある意味被害者のようにも思えます。



しかし、競技者の視点からしたら

そうした選手を擁護する見方には

違和感を覚えるという声もあるそうです。



少なくとも競技しているプロにとって、

風邪薬や海外製のサプリメントが

疑わしいというのは周知の事実であり、

ましてや世界のトップ選手なら尚更の事です。



選手以外のスタッフまでもが

それらに気がつかないという事も

考えられないという指摘もあります。



「うっかりドーピング」という言葉だけで

選手の甘さを容認するような姿勢は、

決していい傾向だとはいえないようです。



シャラポワ選手ほどの一流選手なら

スタッフなど取り巻く人も多いでしょうから、

禁止薬物リストのチェック漏れが

うっかり生じてしまったというのは

少々考えにくい事ではありますよね。



とはいえ、今回シャラポワ選手は

事の発覚後すぐ会見を開いて

自ら発表した姿勢には中々評価できますし、

発言の信頼度も高いと思います。



今回のドーピング検査での陽性反応は

今後のプロ活動に

大いに支障をきたす事になり

非常に残念ではありますね。



シャラポワ選手は

今後、最長4年間の

出場停止処分を受ける可能性もあるようです。



ドーピングは、

築き上げた地位だけでなく

それまでの厳しいトレーニングや

ファンの期待やチームメートの信頼も

すべて台無しにしてしまいます。



だからこそ「うっかり」にならないように

アスリート自身、そしてアスリートを取り巻く周囲も

その都度禁止薬物をチェックし、

注意する体制をとって頂きたいものですね。

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