シャラポワ選手ドーピング問題の【メルドニウム】、薬が販売激増？

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シャラポワ選手ドーピング問題の【メルドニウム】、薬が販売激増？

先日、世界反ドーピング機関「WADA」が

禁止薬物としていた【メルドニウム】の

陽性反応が出たということで、

女子テニスプレイヤー

マリア・シャラポワ選手の

ドーピング問題が話題となりました。



そんなマリア・シャラポワ選手が

使用していた心疾患治療薬

【メルドニウム】の売り上げが、

ロシアで大幅に増加しているそうです。

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【メルドニウム(Meldonium)】は

虚血、狭心症などの治療薬で

ロシアや東ヨーロッパでは広く使用されています。



メルドニウムには血流を促し

細胞への酸素の供給を向上させる作用があるので、

運動時のスタミナ向上や

回復を早めるのに役立つなど

ドーピング的な要素があるとして、

今年2016年1月にWADAによって

禁止薬物リストに追加されています。



シャラポワ選手は、

今年の全豪オープンテニスのドーピング検査で

このメルドニウムの陽性反応が出たため、

今回大きな問題となりました。



シャラポワ選手は、

運動能力向上のためではなく

健康上の理由でメルドニウムを摂取したとしており、

禁止薬物に指定されていたことは

知らなかったと釈明しています。



その真偽は明らかではないものの、

今回の件で4年間の出場停止処分が浮上してしまい、

彼女の選手としてのキャリアが

終わってしまう可能性も囁かれていますね。

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しかし、そんな事態とは裏腹に

このメルドニウムが

ロシアでの売り上げを

大幅に増加させているようです。



調査によれば

シャラポワ選手が使用を公表して以来、

3月7日～13日に

ロシアで販売されたメルドニウムは

7万8300箱で、

前週比220％の大幅増となっています。



シャラポワ選手が使用していただけに

かなり効き目のある薬であると

思われるようになったようで、

今回のドーピング騒ぎが

とても効果的な宣伝となっていたようですね。



しかしその一方で

急激な需要の増加のために、

薬の価格急騰や在庫不足などの問題が

患者の間で広がっているみたいです。



メルドニウムはドーピング薬として

「WADA」により禁止薬物に指定されてはいますが、

ラトビアの開発者によれば

心血管系の薬の中では

最も安全であるとされています。



ロシアではこれだけ需要が増すくらいに

ごく普通に処方されている薬なので、

それ故今回のシャラポワ選手のように

摂取してしまうケースがあるのかもしれませんね。



シャラポワ選手の件は残念ではありますが、

リオデジャネイロ五輪も控えている事ですし

アスリート選手の方々には

薬物摂取に対してこれまで以上に

高い意識を向けていただきたいですね。

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