アルコールCM、20歳以上から25歳以上に 「ごくごく」、「ぐびぐび」も取りやめ

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テレビCMや電車内の広告など

普段から当たり前の様に

お酒類の広告は目にしていると思います。


しかし、その何気なく目にしていたお酒の広告が

少し変わろうとしています。






先日8月31日、

酒類の製造販売9団体でつくられる

「酒類業中央団体連絡協議会」によって、

これまで20歳以上とされていた

アルコール飲料のテレビCMなどの出演者の年齢を、

今後は25歳以上へと

引き上げる方針を明らかにしました。


また、「ごくごく」「ぐびぐび」という

効果音の使用や、

のど元のアップもやめるという事にもなりました。


これも同日開かれた

内閣府の作業部会で報告された様です。


広告出演者の年齢の下限を25歳にするのは、

「若いタレントのCM起用は、未成年者の飲酒に対する関心を高めている」

と、指摘された為です。


この25歳からという基準は、

18歳から飲酒できるオーストラリアと、

21歳からという米国では、


　「明らかな成人」として、CMに登場できるのは25歳以上」


と定めていることを参考にしたからだそうです。






そして、「ごくごく」「ぐびぐび」などの効果音や

のど元のアップをやめる理由として、


　「アルコールを我慢している依存症の患者には苦痛である」


という声に配慮したという事ですね。


確かに「ごくごく」「ぐびぐび」という表現は

飲酒への意欲をかき立たせるのに

非常に効果が大きいと思われますが、

この「ごくごく」「ぐびぐび」を使わずに

今後はどのようなCM作りが成されるんでしょうか？


これまで酒類の広告には法規制がなかった為

業界が自主基準をつくっていた訳ですが、

実施時期は未定なものの

今後はその自主基準の改正手続きに入るそうです。


未成年者の健康や非行問題に

影響を与えるという事もあって、

これまでも未成年者の飲酒に対して

対策が進められていましたが

さほど歯止めが掛かっていないというのが現状です。


今回の自主基準の改正が

どれ程の効果をもたらすのかが

気になるところです。


とにかく、この国で長く楽しくお酒を飲んでいられるように、

良い方向に進んでいってもらいたいところですね。

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