旭化成建材 社長ら謝罪。施工マンション、リスト3000棟は公開なるか。
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横浜市都筑区の大型分譲マンションに
傾きが見つかったという問題が
現在大きなニュースとして
取り上げられていますね。
この問題となったマンションの
杭打ち工事を請け負ったのは
旭化成建材という
旭化成の子会社です。
この問題発覚により
旭化成の浅野敏雄社長は、
10月20日、問題発覚後に初めて
記者会見を開きました。
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今回のこの会見で、
旭化成の浅野敏雄社長は
深いお詫びのコメントを述べ、謝罪しております。
マンションの杭打ち工事を請け負った
旭化成建材の前田富弘社長も出席し、
報道陣の前で深く頭を下げておりました。
前田富弘社長は、今回の物件以外で
不正が全くないと「言い切れない」と話しており、
データ改ざんの有無についても
調査を急いでいます。
この一件で、旭化成建材は
過去10年間に手がけた
全国約3000棟の物件の概要を
10月22日に、国土交通省に
報告する事になっています。
今回のこの騒動、
よく知らない方もいると思いますので、
細かい概要を説明していきたいと思います。
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三井不動産グループが販売した
横浜市都筑区の大型マンションで、
基礎部分の杭の一部が
「支持層」とよばれる強固な地盤に届いておらず、
建物の傾斜が確認されました。
このマンションの傾斜の発覚により、
杭の打ち込み工事を請け負った
旭化成建材は、
今回の施工の不具合と、
工事に活用する地盤データに
転用・加筆などの改ざんがあった事を
10月14日、明らかにしたのでした。
工事関係者が意図して行った
不正だったようですが、
まさかこんな事があるだなんて
信じられませんよね。
このマンションは4棟・計705戸で、
敷地面積は約3万平方メートル、
2006年に分譲を開始し、
2007年に完成しているマンションとの事です。
今回の件は、2014年11月に
西棟と隣の中央棟をつなぐ渡り廊下で、
手すりの高さに2センチほどずれがあり、
西棟側が低くなっていることに住民が気づいて、
売り主である三井不動産レジデンシャルに
連絡したとの事です。
同社と施工会社である三井住友建設が
調査を開始したところ、
西棟の杭52本のうち28本を調べた時点で、
6本もの杭が支持層に届いておらず、
他２本も打ち込みの深さが不十分だったそうです。
つまりは欠陥マンションである事がわかり、
旭化成建材がこれまでに請け負った
他の建築物ついても
疑いの目が向けられてきている訳ですね。
旭化成建材は過去10年間に
工事を請け負った物件は
全国に約3000棟あるそうですが、
その物件のリストが非常に気になるところです。
この3000棟のリストの中に
自分の住んでいるマンションもあろうものなら、
不安になってしまうのも無理はありません。
データ改ざんなんて
そうそう無いとは思っていても、
今回の問題が現実に起こっている以上
疑いを解く事はできないと思います。
それくらい、今回旭化成建材が起こした件は、
自身の責任性を欠いた問題であり、
世間からの信頼を充分に失うものだったと思います。
旭化成建材が請け負ったとされる
3000棟の物件リストは
今後世間に公開されるかどうか確かではありませんが、
各物件の状態によっては
早々に対応を迫られる事も出てくるでしょう。
問題ある物件のリストだけ
一部公開されるのかもしれませんが、
それでもあまりいい気がしないものです。
リストに挙がっている物件が、
この横浜のマンションのように
データ改ざんなど行われておらず、
欠陥性が無い物件である事を
節に祈るばかりです。
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